☆自分らしく充実した人生を送るためのメソッド☆

発達障がいの子のパニックに付き合いきれないと思った時


幼児期であれ児童期であれ、発達障がいの子どもを育てていると、「もうやめて!もうたくさんだ」と思うこともありますよね。
そんな時に、つい手が出てしまい罪悪感や自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。
「誰か助けて」と心の中で叫んでいるのではないですか?

夫婦で向かい合える人はまだいいですが、子育てや養育が一方にかたよっていると、なおさら辛いことです。

もしかしたら、「相談センターなどに行ったことはあるが、それでもつらい・・・」という状況なのかもしれません。

そんなお母さんのために、私から2つの大切なことをお伝えさせてください。

1つは、もしも相談機関が頼りないと感じていても、そのつながりを切らないでください。
支援と言うのは、親のためだけではなく、これから先、子どもがひとりで生きていくために必要な1本のロープなのです。
今はまだ必要ではないと思っても、先々で必要になることもあります。
新しいサービスもできてくるかもしれません。
ですから、1本でも多くのロープをつなげておいてください。

それからもう一つは、「具体的なかかわり方を知っていれば、もう少し楽に子育てができますよ」ということです。

例えばお子さんへ、何度言っても言うことをきかないということがあるとします。
発達障がいがある子ども達は、話し言葉を理解するのが苦手な子が多いです。
それは理解する時に、聴覚よりも視覚が優位な特性があるからです。
そんな子どもたちに、何度も何度も言っては疲れて・・・を繰り返していることがありませんか?

そんな時には、カラフルは絵などを利用してみてください。
「ごはんよ」「食べなさい」と言っても夢中になって遊んでいる子に、言葉の代わりに美味しそうな食事の写真や食卓の絵を見せてみてください。
言葉で言うよりも、スムーズに誘導できることがあります。

その他にも、有効な「魔法の言葉」などがあるので、聞いたことがないよという方は、このカウンセリングを利用してみてください。

発達障がいがある子どもを変えようとするのではなく、関わり方を変えれば、楽になる事はあるものです。
身体障がいがあって、車いすの子どもに、「歩いて来なさい」とは言いませんよね。車いすが使いやすいように、スロープを取り付けるのではないでしょうか。
スロープのように、発達障がいの子が生きやすいように関わる方法は他にもありますので、「もう、何もかも嫌だ」と思われる前に、そのお気持ちだけでも吐き出してみませんか。

発達障がいの子は、素直で好奇心が旺盛な子が多いですから、その子に合った育て方をしていくことができれば、お母さんのお気持ちも楽になっていくのではないでしょうか。

子どもと向き合っている自分をほめて、ほめて、ほめてOK。
家族で幸せになりましょう。